Anshuman Tripathy
[4日 ロイター] - オンライン旅行会社エクスペディア・グループ は4日、2026年第4・四半期決算の売上高見通しを36億9000万ドルから37億5000万ドルの範囲内とし、中央値がLSEGがまとめたアナリストらの市場予想の37億4000万ドルを下回った。
デレク・アンダーセン最高財務責任者(CFO)は、米中間選挙および欧州・中東・アフリカ地域(EMEA)での情勢不安の影響が出ると分析。米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発した中東紛争や、欧州での政情不安も需要に冷水を浴びせており、長距離航空路線に悪影響を及ぼしていると説明した。
エクスペディアの株価は4日の通常取引後の時間外取引で9%下落した。
同業のブッキング・ホールディングスも、中東を発着する旅行の混乱や航空運賃の高騰による影響、欧州の一部都市で起きた暴動が悪影響をもたらすと指摘している。ホテル運営大手のヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスやマリオット・インターナショナルなども中間選挙の影響に加え、中東紛争が第4・四半期の業績に悪影響を及ぼす可能性を指摘している。
エクスペディアが同時に発表した第3・四半期の売上高は前年同期比約12%増の49億4000万ドルとなり、予想の47億4000万ドルを上回った。調整後1株利益は9.39ドルで、市場予想の8.89ドルを上回った。
アリアン・ゴリン最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、米国の顧客の国内旅行と欧州・アジアへの海外旅行がともに好調だったと説明した。
2026年通期のグロスブッキング(総受注額)については1314億―1319億ドルとの見通しを示し、従来予想の1295億―1308億ドルから引き上げた。市場予想は1302億2000万ドル。
通期の売上高は従来予想の160億5000万ドル―162億2000万ドルから163億7000万―164億3000万ドルへ引き上げた。