Promit Mukherjee
[オタワ 4日 ロイター] - カナダ統計局が4日発表した9月の貿易収支は53億5000万カナダドル(38億3000万米ドル)の黒字となり、2022年5月以来の高水準となった。主に米国向けの金とエネルギーの輸出増が寄与した。
9月の対米輸出は前月比0.7%増加。対米貿易黒字は123億カナダドルと、8月の121億カナダドルから拡大した。
輸出全体に占める米国向けの割合は、13カ月ぶりに70%を上回った。
金とエネルギーを除く金額ベースの輸出は、トランプ米大統領が新たに導入した一連の関税が響き、前月比5.6%減少。数量ベースでは4%減少した。
ロイターがまとめたアナリスト調査では、9月の貿易黒字は41億カナダドルと予想されていた。8月は49億5000万カナダドルに上方改訂された。
9月の金属・非金属鉱物製品の輸出は前月比8.6%増加した。未加工金の輸出が16.8%急増し、輸出全体の前月比増加に最も大きく寄与した。エネルギー製品の輸出は8.2%増加した。
統計局によると、消費財、電子・電気機器と部品、産業機械など多くの分野では、トランプ氏の新たな関税による打撃で輸出が大幅に減少した。トランプ氏は貿易協議の決裂を受け、9月にカナダからの輸入品に一連の新たな関税を課した。
9月の輸入総額は、自動車・部品と消費財を中心に前月比0.3%減少した。
米国以外については、輸出が1.1%減、輸入は1.4%減となった。