[ブラジリア 4日 ロイター] - ブラジル中央銀行は4日、政策金利を13.75%に据え置いた。ルラ大統領の再選でインフレ加速の可能性に直面する中、3月から続けてきた利下げを休止した。
中銀の金融政策委員会(COPOM)は全会一致で据え置きを決めた。ロイター調査では、エコノミスト48人中33人が据え置きを予想していた。
声明は今後の政策運営についてほとんど手掛かりを示さず、インフレ率を目標に戻すため、金融政策を「適切に引き締め的」に維持すると表明した。
インフレリスクは上振れ方向に傾いているようだとする一方、「国内経済活動の減速が一段と顕著になっている」とも指摘。
厳しい見通しを踏まえ、今後の金融政策を判断する際には「冷静さと慎重さ」が必要だとした。
10月25日の大統領選決選投票でルラ氏がフラビオ・ボルソナロ上院議員に予想外の逆転勝利を収めたことを受け、ブラジルの通貨と株式相場は急落した。
投資家は選挙直前の時点で、11月と12月に25ベーシスポイント(bp)幅の利下げが2会合連続で実施されることをおおむね織り込んでいた。
4日の政策決定前にブラジルの取引所で取引されたオプション契約は、投資家が金利据え置きを予想していることを示唆しており、ルラ氏の勝利による予想の変化が示された。