[4日 ロイター] - ウクライナによるドローン(無人機)攻撃により、ロシア南部のアディゲ共和国アディゲイスクにある電子商取引大手オゾンの物流拠点で火災が発生した。同社と地域当局者が4日明らかにした。
アディゲイスクにあるオゾンの施設が標的とされたのは今回が2回目となる。ウクライナは7月以降、ロシアの経済と戦争遂行能力に打撃を与えるため、同社および競合他社のワイルドベリーズが運営する数十カ所の巨大倉庫を攻撃しており、今回はその一連の攻撃の一環とみられる。
ロシアもウクライナの商業施設に対して同様の攻撃を行っており、地上戦線の状況が概ね膠着状態にある一方で、ここ数カ月、双方が空戦を激化させている。米国の仲介で11月10─11日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われる和平協議を前に、ロシアは3日、ウクライナのエネルギーインフラに対し複数回にわたる大規模な波状攻撃を実施。ウクライナも2日、中部ヤロスラブリの石油精製施設を攻撃した。
オゾンは、今回の攻撃による死傷者は確認されておらず、施設の従業員は全員避難したと述べた。今回の攻撃に先立ち、オゾンは先週発表した決算で、11カ所の施設へのドローン攻撃により301億ルーブル(3億6700万ドル)の損失が発生する見込みだと明らかにしていた。