Andrea Shalal
[アトランタ 31日 ロイター] - ルビオ米国務長官は31日、ロシアとウクライナによるエネルギーと穀物の輸送が支障なく行われるよう、黒海での限定的な停戦の実現に国際社会の関心が高まっていると述べた。
20カ国・地域(G20)外相会合後の記者会見で、米国は5年目に入ったウクライナでの戦争について、交渉によるより包括的な解決を引き続き働きかけると同時に、穀物輸送の円滑化に向けたトルコとインドの提案を検討していると述べた。
同氏は、黒海で穀物やエネルギーを輸送する船舶への攻撃停止といった部分的な合意について関心が高まっていると指摘。
「世界の食料安全保障を脅かし、エネルギー安全保障にも一定の脅威となっている」とし、「(部分停戦を)実現したい。戦争を解決するものではないが、少なくともその特異な一面は解決できる」と述べた。同時に、まだ実現には至っていないものの、交渉による解決が米国にとって引き続き優先事項だとした。
カナダのアナンド外相はロイターのインタビューで、自分ならG20会合にロシアのラブロフ外相を招待しなかったとしつつ、今回の機会を利用し、ロシアが2022年2月に始めたウクライナ全面侵攻について同氏に直接抗議したと語った。
30日の非公開の全体会合での自身の発言に触れ、「ロシアによるウクライナへのさらなる違法な侵攻、ウクライナの子どもたちの連れ去り、黒海でのウクライナ船舶への攻撃を非難した。いずれも非難されるべき行為であり、国際法と国際人道法に反する」と述べた。
また、黒海での限定的な停戦の実施や、ウクライナの電力インフラに対する攻撃の一時停止について、同国のシビハ外相やインドの外相と協議したと説明した。
複数の国が何らかの停戦を働きかけており、食料供給網の強化や、冬を迎える前にウクライナの送電網やエネルギーインフラへの攻撃を停止させるための仲介に重点が置かれていると述べた。