Andrew Goudsward Doina Chiacu

[ワシントン/アンカレジ(米アラスカ州) 1日 ロイター] - 米中間選挙を2日後に控え、共和党に明暗が分かれた。ミシガン州では民主党の有力議員が共和党候補への支持を表明し、予想外の追い風となった。一方、アラスカ州では連邦地裁が政権側の訴えを退け、共和党に打撃となった。

ミシガン州の民主党上院予備選でアブドゥル・エルサイード氏に敗れたヘイリー・スティーブンズ下院議員は1日、共和党候補のマイク・ロジャーズ氏を支持すると公表。スティーブンズ氏は交流サイト(SNS)に投稿した動画で「アブドゥル陣営に私の居場所はない」と述べた。

3日の中間選挙では上院の35議席と下院の全435議席が改選される。共和党は上下両院で僅差の多数派を占めている。世論調査では、下院は民主党の多数派奪還が有力視される一方、上院は接戦となっており、一握りの選挙区が結果を左右する見通しだ。

トランプ大統領は1日、アイオワ州での集会に向かう途中、記者団に対し、スティーブンズ氏に連絡して支持表明への謝意を伝えると述べた。「エルサイード氏はこの国を破壊するだろうから、賢明な判断だ」と語った。

政権によるアラスカ州上院選への介入の試みは1日、連邦地裁が司法省の訴えを退けたことでつまずいた。司法省は、共和党現職のダン・S・サリバン上院議員が僅差で敗れた場合、選挙結果の認定を阻止するよう求めていた。司法省は、投票用紙にダニエル・J・サリバン・ジュニアという同姓候補が記載されることで、有権者が混乱する可能性があると主張した。

フロリダ大学の選挙研究所によると、既に5200万人超が対面または郵便で投票した。中間選挙として過去最多で、2022年に投票日前に投票した約4600万人から増加した。

<ミシガン州で民主党に亀裂>

スティーブンズ氏は1日、民主党の結束を示すためエルサイード氏と共に登壇する予定だった。しかし、スティーブンズ氏は、外部団体の広告が食料品価格の高騰をイスラエルのせいにしているとして、エルサイード氏に広告を非難するよう求めた。その後、予定されていた行事は立ち消えとなった。

事情に詳しい関係者によると、エルサイード陣営は最近、「選挙戦の主要な争点から注意をそらさないため」、投票日まで陣営の行事への参加を控えるようスティーブンズ氏に求めていた。

<アラスカ州で司法判断>

現職のサリバン氏は1日、アラスカ州の同姓候補問題を巡って政権が刑事捜査を進める中でも、選挙結果を受け入れると述べた。ただ、共和党のダンリービー州知事は、民主党候補のメアリー・ペルトラ氏が勝利しても認定しない可能性を示唆している。サリバン氏は、認定を拒否する動きを支持するかどうかについて明言を避けた。

サリバン氏は共和党の同僚らと共に、もう一人のサリバン氏が似た名前で有権者を混乱させようとしていると非難。CNNの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で「彼らはおとりの候補を投票用紙に載せた。この策略で私は多くの票を失うだろう。だからアラスカの皆さんには『彼らの策略を許してはならない』と伝えている」と語った。

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