Andre Romani

[サンパウロ 29日 ロイター] - ブラジル鉱業大手バーレが29日発表した第3・四半期決算は、中核利益が前年同期比20%減少した。鉄鉱石価格の下落と燃料費・輸送費の上昇が響いた。

利払い・税金・減価償却前利益(EBITDA)のプロフォーマ調整後ベースは35億1000万ドルと、市場予想とほぼ一致。一方、四半期の鉄鉱石生産量は予想を下回った。

ブラジルのセラノルテ鉱山群で粗鉱供給が減ったことなどから、鉄鉱石生産量は6%減の8840万トンとなり、ビジブル・アルファがまとめた市場予想の9010万トンに届かなかった。

ただ、2026年の鉄鉱石生産量については、3億3500万─3億4500万トンとする予想レンジの下限を達成できると表明。また、環境被害が生じたために年初から操業を停止していたブラジルのファブリカ鉱山で9月に操業を再開したと明らかにした。

鉄鉱石価格はここ数カ月、主要消費国である中国の需要減少観測と主要生産会社からの潤沢な供給を背景に下落している。粉鉱の平均実現販売価格は1トン当たり85ドルと、10%下落した。

粉鉱の総コストは23%増加。軽油や船舶燃料の高騰に加え、イラン戦争を受けて上昇した輸送費が主な要因となった。

明るい材料となったのは純売上高で2%増の106億ドル。ビジブル・アルファがまとめた市場予想の104億ドルを上回った。銅・ニッケル事業の伸びが寄与したほか、在庫の取り崩しにより製鉄原料の販売が横ばいを維持した。

26年の銅とニッケルの生産量について、それぞれ年間見通しの上限に近い水準を達成する見込みだとした。

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