Miho Uranaka
[東京 30日 ロイター] - 大和証券グループ本社が30日に発表した2026年7━9月期(第2・四半期)の純利益は、前年同期比7.8%増の514億円だった。投資銀行が苦戦したものの全部門で増益となった。
前四半期比では8.8%減だった。
4-9月累計(上半期)の経常利益は同69.9%増の1663億円、純利益は同36.6%増の1078億円だった。いずれも過去最高を更新し、全部門で増益となった。ウェルスマネジメント(WM)部門や資産運用の分野など安定した利益を生むベース利益は6割増えたほか、第2・四半期から連結したオリックス銀行も寄与した。
会見した吉田光太郎・最高財務責任者(CFO)によると、 金利が上昇する中で、個人・機関投資家ともに円債への投資ニーズが拡大しているという。
金利上昇を背景に、資金調達手段の多様化を進める事業会社による社債発行が増加する中、こうした社債を個人投資家が購入するケースも非常に増えていると述べた。また、個人向け国債の販売も好調で、上期の販売額は前年同期比で約7割増加した。インターネット経由で個人向け国債を購入するケースも、購入額は前年の約3倍に拡大していると説明し、「若年層も含めた個人投資家の間で債券投資が広がっている」との認識を示した。
大和証Gは通期予想を開示していない。IBESがまとめたアナリスト7人による今期連結純利益の予想平均値は2064億円となっている。