Helen Clark

[シンガポール 30日 ロイター] - 30日アジア時間の原油先物は上昇している。イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアへの攻撃を強めたことを受け、供給懸念が高まった。月間では4カ月連続の上昇となり、上昇率は7月以来の大きさとなる見通し。

0122GMT(日本時間午前10時22分)時点で、北海ブレント先物は0.86ドル(0.75%)高の1バレル=115.74ドル。米WTI先物は0.72ドル(0.71%)高の102.72ドル。

月間では、ブレントが約14%上昇する見通し。WTIは15%上昇し、月末の水準としては4月以来初めて100ドルを上回る見込みだ。

フーシ派は29日、サウジアラビア最大のラスタヌラ製油所のほか、ラービグ製油所、サウジ国有石油会社サウジアラムコのアブカイクの施設などを攻撃したと表明した。一方、サウジ主導の連合軍は、フーシ派が同国西部に向けて発射した巡航ミサイルを迎撃したと発表した。

MSTマーキーのエネルギー調査責任者ソール・カボニック氏は「現実的な外交の道筋に疑念が広がる中、ホルムズ海峡周辺で軍事行動が続いており、今後数週間で紛争がエスカレートするとの観測から原油価格は高止まりしている」と述べた。

トランプ米大統領は29日、バンス副大統領がイランに書簡を送ったのは、医療物資調達を支援するためだったと述べた。これに先立ち米メディアは、バンス氏が和平協議を再開させるためイランのレザイ最高安全保障委員会(SNSC)事務局長に書簡を送ったと報じていた。

イランのタスニム通信によると、同国政府はバンス氏の書簡を受け取ったが、まだ返答していないという。

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