[フランクフルト 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は29日、政策金利を据え置くと決定した。据え置きは予想通り。ただ、エネルギー価格の急騰を受けてインフレリスクが高まっていると警告し、12月の利上げの可能性に含みを残した。

ECBは、このところの原油・天然ガス価格の上昇を踏まえ、インフレ見通しに対するリスクは上振れ方向に傾いていると指摘。声明で「エネルギー価格は上昇を続けており、インフレ見通しに対する上振れリスクと、成長見通しに対する下振れリスクをもたらしている」とした。

その上で、基調的なインフレ率は「おおむね安定」しており、賃金も物価上昇に顕著に反応していないとしながらも、エネルギーショックの規模拡大と長期化により、インフレが押し上げられ、経済成長が損なわれる可能性があるとの見方を示した。

ECBは今年に入り2回利上げを実施。二次的インフレ圧力の証拠がない限り拙速な対応は避ける姿勢を示しながらも、利上げの必要性を示唆してきた。

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