[ロンドン 29日 ロイター] - ヒーリー英財務相は29日に放送されたBBCのインタビューで、政府として社会保障費を削減する方針を示した。
次の総選挙までに社会保障費を削減するかと問われ、「給付費を引き下げなければならない。乱暴な削減では実現できない」と述べたが、選挙前に削減するかどうかは明言しなかった。総選挙は遅くとも2029年半ばまでに実施される。
ヒーリー氏は28日、初の本格的な税制・歳出計画を発表した。エネルギー価格の急騰で打撃を受けた家計への短期的な支援を盛り込み、その財源の一部を賄うため、銀行や預金者、賃貸物件の所有者への課税を強化した。しかし年金受給者や健康上の問題を抱える現役世代への福祉支出の増大には踏み込まなかった。
ヒーリー氏は社会保障費が膨らみ続けるのを防ぐ必要があると述べ、若者の失業問題に焦点を当てた。「この制度は持続不可能だ。その点ははっきり述べてきた」とし「歴代政権から見放されてきた若者たちの問題に取り組む道義的な責任を感じている」と語った。