Guillermo Martinez Michael Francis Gore
[ウルダ(スペイン) 29日 ロイター] - スペイン中部トレド県ウルダで起きた高速鉄道の衝突事故で、救助隊は29日、大破した車両内で生存者の捜索を続けた。これまでに69人が死亡し、100人以上が負傷した。
カスティーリャ・ラマンチャ州政府のパディリャ報道官はスペイン放送協会(TVE)に「変形した車両の残骸に閉じ込められた人がもういないとは断言できない。そのため救助隊は引き続き細心の注意を払いながら作業している」と述べた。「28日に捜索犬の部隊を投入した。取り残された人がいないことを確認するため、29日に再び現場に入る」と語った。
ガルシアパヘ州首相は夜間の救助活動で遺体が見つかり、死者が69人に増えたと明らかにした。現在は、横転したままの車両を中心にクレーンを使った作業が行われているという。「その車両の下に犠牲者がいるとは考えていないが、断言は避けたい」と述べた。
内務省によると、軍・警察の要員800人超、車両200台超、ヘリコプター3機、移動指揮所、ドローン、騎馬隊、捜索犬が投入され、大規模な救助活動が展開された。
当局によると、負傷者のうち57人が引き続き入院している。
外務省は、これまでに得られた情報によると、7カ国の外国人計42人が事故に巻き込まれ、うち1人が死亡、少なくとも7人が負傷したと発表した。
スペイン政府は今回の事故の犠牲者を悼み、3日間の国喪を宣言した。
スペインの列車運転士らは29日、鉄道の安全対策への投資拡大を求め、以前から予定していたストライキを実施した。
サンチェス首相はトレドを訪れ、緊急対応の状況確認と調整を行う会議に出席した。当局が被害者とその家族を支えるため「昼夜を問わず」取り組んでおり、「この悲劇の細部に至るまで徹底的に究明する」と表明した。