[上海 29日 ロイター] - 中国・香港株式市場は下落した。中国市場ではハイテク株の売りが一段と強まり、米連邦準備理事会(FRB)の金利据え置き決定は相場を支えるには至らなかった。
上海総合指数は0.8%安、CSI300指数は1%安で取引を終えた。
ハイテク株が下げを主導した。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数は4.4%下落し、終値として2025年8月以来の安値。上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は4.3%下落し、同年9月以来の安値で引けた。
第5世代移動通信システム(5G)関連企業で構成するCSI5G通信指数は7.4%急落した。
ロボットメーカーの宇樹科技(ユニツリー)は4.8%下落。上場後初の決算発表で、第3・四半期の売上高は前年同期比70%増加したものの、純利益は減少した。
UBSインベストメントバンクリサーチの中国戦略責任者、ジェームズ・ワン氏は「人工知能(AI)ハードウエア関連のハイテク銘柄のバリュエーションは過去の最低水準に近づいており、今後の1株当たり利益(EPS)の伸びの大幅な鈍化を織り込んでいる」と指摘した。
「AIに対する投資家心理が不安定な点には警戒している。ただ、リスクに見合うリターンの魅力は再び高まりつつあると考えており、年末にかけて投資家が新年に向けてポートフォリオを組み直す中で、関心が戻る可能性がある」と述べた。
アジア株は序盤の上昇分を失った。AI関連企業の決算に対する市場の反応が大きく分かれ、きょう発表予定のアマゾンとインテル決算への注目が高まった。
FRBは28日、予想通り政策金利を据え置いた。インフレ率は「依然として高水準にある」とし、新たなインフレ指標を待つ中、金利変更の判断を翌週の米中間選挙後に持ち越した。
香港市場ではハンセン指数が0.6%下落。ハンセンテック指数は2.8%下落した。