Maki Shiraki
[東京 29日 ロイター] - ANAホールディングスは29日、2027年3月期通期の連結売上高を2兆8700億円と従来から1000億円引き上げた。国際旅客・国際貨物の旺盛な需要を受けて、26年4─6月期(上期)の売上高は過去最高を更新し、今後も堅調が続くと想定して通期予想に織り込んだ。一方、燃油高を背景に通期の営業利益予想は維持する。
通期の純利益予想も、上期の資産売却を反映した結果、990億円と従来から30億円上振れる。修正後の予想は、IBESがまとめたアナリスト12人の予測平均値1085億円は下回っている。
営業利益は従来予想の1500億円を据え置いた。中東情勢緊迫化の継続で下期の市況前提を変更し、下期の燃油費が当初計画から900億円ほど膨らむため。
中間配当は当初計画通り1株当たり30円とする。
<AIRDOとソラシドエアの親会社を完全子会社化へ>
同日、AIRDO(札幌市)とソラシドエア(宮崎市)を傘下に持つリージョナルプラスウイングス(RPW、東京・大田)を株式交換で完全子会社化すると発表した。ANAHDは現在RPWに約15%出資する。各社の経営資源と事業運営を効率化し、国内旅客事業の収益改善を図る。27年度下期から相乗効果の創出を目指す。
AIRDO・ソラシドエアの両ブランドは当面の間は維持するが、中期的にはANAブランドへの統合も視野に検討を進める。当局の審査承認などを経て早ければ27年4月1日に株式交換の効力が発生する予定。