[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続伸し、前営業日比1.10%(705円28銭)高の6万4659円47銭で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は想定通り政策金利の据え置きとなり、無難通過したとの見方から買い安心感が広がった。一方、米ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)決算は強弱材料が混在し、まちまちの展開。AI(人工知能)・半導体関連株はマイナスの銘柄が一部あるものの、物色動向では好決算銘柄が買われ、全体的に堅調な地合いを継続した。

中東情勢の不透明感が増しているものの、AI・半導体関連株に買い安心感を誘う材料も出ていることから、全体的に地合いは好転しておおり、戻り相場となった。

ただ、好決算を発表した銘柄の中でも、アドバンテストが大幅上昇、日立製作所が急落というように明暗が分かれた。前者は市場コンセンサスを上回ったものの、後者は市場予測を下回るなど、決算内容で動きがまちまちとなる傾向がある。

週内には日銀金融政策決定会合、週明けには米中間選挙を控えるほか、主要企業の発表が一巡するまで決算を見極めたいとのムードもあることから、「下値が固まったとは言え、目先的に上値を追いにくい」(国内証券ストラテジスト)との指摘もあった。

市場では「FOMCを無事に通過したほか、韓国SKハイニックスの好決算、米オラクルのフリーキャッシュフロー黒字化など好材料がそろったが、日米主要企業については残りの決算を見極めたいとのムードがあり、決算数値を見ながらの動きになりそうだ」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれる。

TOPIXは0.29%高の4003.28ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.3%高の2063.52ポイントだった。プライム市場の売買代金は13兆8657億4300万円だった。

東証33業種では、値上がりは銀行業、証券・商品先物取引業、鉱業など25業種、値下がりは機械や電気機器など8業種。

個別では、アドバンテスト、日立製作所のほかでは、キオクシアHLDG、ソフトバンクグループが堅調だが、レーザーテックがさえない。AI・半導体関連株以外は、三菱UFJフィナンシャル・グループが高いが、コマツは軟調に推移した。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が下落し、0.87%(6.94ポイント)安の791.04ポイントだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが734銘柄(47%)、値下がりは779銘柄(50%)、変わらずは38銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 64659.47 705.28 64126.25 63,749.20─64,831.29

TOPIX 4003.28 11.57 3992.09 3,962.84─4,005.48

プライム指数 2063.52 6.17 2059.57 2,042.79─2,064.37

スタンダード指数 1650.76 -8.63 1658.82 1,644.50─1,659.14

グロース指数 1001.27 -9.3 1007.39 982.50─1,007.41

グロース250指数 791.04 -6.94 795.11 774.63─795.21

東証出来高(万株) 414801 東証売買代金 138657.43

(億円)

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