Atsuko Aoyama

[東京 29日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.82/157.84 1.1136/1.1137 175.77/175.78

午前9時現在 157.83/157.84 1.1153/1.1159 176.07/176.08

NY午後5時 157.82/157.85 1.1152/1.1155 176.02/176.07

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤から横ばいの157円後半で推移している。午前中はドルが一時158円台に乗せた後すぐ軟化するなど、方向感に欠く相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC) を波乱なく通過し、市場の関心は日銀の金融政策決定会合に移っている。

FOMC後に下落したドルは朝方やや軟調に推移した後、米長期金利の上昇に連れて一時158.06円まで買われた。すぐに押し戻された後は157円後半での小動きとなっている。

AI(人工知能)関連企業の信用不安で株価が不安定となり、米経済に対する悪影響が懸念されたものの、FOMCでは景気認識を上方修正した。米経済に対する悲観は一部後退した一方、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言に12月利上げの明確なヒントはなかったとの声も聞かれる。

あすの日銀会合では金利据え置きがほぼ完全に織り込まれており、次の焦点となる12月会合での利上げ織り込みは日米ともに8割前後とほぼ同じ。ただし、ウォーシュ氏が利上げの示唆を残さない中で「どちらかと言えば日銀の方が確度が高いとの受け止めとなり、そこにコントラストができるなら円買いになる可能性がある」(三井住友銀行市場営業部為替トレーディンググループ長の納谷巧氏)として、日銀会合での発信が注目されている。

ロイターは10月に入って、日銀が金融政策運営で重視する基調的な物価上昇率について、2%に到達したとの認識を示す方向で検討に入ることが分かったと報じており、「ここから物価の上振れリスクを抑える必要があり、日銀の方が切迫感を持ってもおかしくない。円を売っていくパターンにはなりにくい」(FX会社幹部)との声がある。特にユーロに対してドル高が進む中、円だけを売る材料は見いだしにくいとの見方だ。

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