職場の生産性を高めるには何が必要なのか。優秀な人材を採用すること? それとも最新のAIツールを導入すること? もちろん、どちらも重要だ。

しかし、実はもっと身近な存在がチームの成果を大きく左右しているという。それは直属の上司だ。

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米調査会社ギャラップによると、チーム間で見られる従業員エンゲージメントのばらつきの約70%は、管理職の違いによって説明できる。また、管理職としての適性を十分に考慮せずに人材を登用している企業が多いことや、管理職自身の仕事への意欲が世界的に低下していることも指摘された。

従業員エンゲージメントとは、仕事への熱意や組織に対する心理的な関与の度合いを示す指標だ。ギャラップは、仕事上の期待が明確か、自分の得意分野を生かせているか、上司などから仕事ぶりを認められているか、成長を支援してくれる人がいるかなどを重視している。

こうした条件の多くは、直属の上司の日常的な行動によって左右される。

エンゲージメントと業績の関係については、別の大規模調査でも結果が示されている。ギャラップが2024年に公表したメタ分析では、90カ国、347組織に属する18万以上のチームや事業単位を対象に、736件の研究結果を分析した。

エンゲージメントが上位25%のチームと下位25%のチームを各指標の中央値で比較すると、上位グループは収益性が23%、売上高で測定した生産性が18%、生産記録や業績評価に基づく生産性が14%高かった。また、欠勤率は78%、製品などの品質上の欠陥は32%低かった。

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