Laurie Chen
[北京 28日 ロイター] - 中国の代表的な人型ロボットメーカー、宇樹科技(ユニツリー)が28日発表した2026年第3・四半期決算は、純利益が前年同期比17.4%減の1億1270万元となり、市場予想の2億2400万元を下回った。研究開発費が約3.5倍に膨らんだことが響いた。売上高は70%増の6億6500万元(約1億ドル)だった。
ユニツリーは、中国アリババ・グループや騰訊控股(テンセント・ホールディングス)などが出資し、人型ロボットや四足歩行ロボットの世界最大級のメーカーとなっている。走ったり、踊ったり、武術を披露したりするロボットが世界から注目を集めている。
今回の決算発表は、上場後としては初めて。投資家は中国の人型ロボットメーカーの将来の上場に向けた先行指標として、ユニツリーの業績を注視している。
1―9月の売上高は前年同期比で55.7%増の18億2000万元、純利益は約3.7倍の3億8670万元だった。
第3・四半期の研究開発費は1億2700万元と、売上高の19.1%に相当する。これは「身体性人工知能(AI)」(エンボディドAI)を持つ大規模AIモデル、計算能力、および研究開発への投資を増やしたことが要因。
ユニツリーの株価は、今年8月の上場後に55%弱下落した後、過去2週間に65%超上昇した。米金融大手JPモルガン・チェースが26日にユニツリー株の投資格付けを引き上げたことに加え、同社が新型人型ロボット「H2―X『カンフー・レジェンド・ガーディアン』」の戦う動作などのデモ動画を公開したことが追い風となった。
上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数 は7月以降に約40%下落し、約4800億ドルの時価総額が消失した。中国の主要株価指数CSI300指数は、6月に付けた高値から約20%下落した。