Joshua McElwee
[ローマ 27日 ロイター] - バチカン(ローマ教皇庁)のギャラガー外務局長(外相、大司教)は27日、ローマ教皇レオ14世(71)の肺がん診断と手術は教皇の健康や教皇職に対するカトリック信徒の見方に影響を与えたと述べた。教会最高幹部の一人としては異例の率直な見解を示した。
ローマで開かれたイベントで記者団に「ある意味で大きな転機だ」と述べた。
教皇は肺がんで最も一般的な肺腺がんと診断され、13日の手術で右肺の下葉を切除した。医師団は、局所的で転移はなく、追加治療は不要としている。
ギャラガー大司教は、レオ14世は教皇としては比較的若く、体力もあることから、一部の信徒は「スーパーマン」のような教皇と考えていたと指摘。しかし今回の病気で、教皇も「われわれ同様、死を免れない弱い存在」であると明らかになったと述べた。
さらに「これによって、われわれの教皇に対する見方が変わるとともに、教皇自身の自己認識も変わるかもしれない」と述べた。
バチカンは26日、11月6─17日の南米3カ国歴訪実施を確認した。教皇の外国訪問としては過去数十年で最も過密な日程の一つとなる。
大司教はまた、初の米国出身教皇となったレオ14世が「そう遠くない将来」に母国を訪れるとの見通しも示したが、公務の日程次第で2027年には実現しない可能性があると述べた。