[オスロ 28日 ロイター] - ノルウェーのストーレ首相は28日、ロシアのプーチン大統領、フィンランドのストゥブ大統領との3者電話会談について、プーチン氏に米国だけでなく欧州の見解も確実に伝えることが目的だったと述べ、会談を擁護した。

27日の電話会談は、ロシア政府との直接接触を避けてきた西欧諸国の首脳の長年の慣行を破るもので、デンマークのフレデリクセン首相など同盟国の指導者から批判を受けた。

会談は90分間にわたった。ウクライナとロシアの当局者は11月にアブダビで、2月以来初めてとなる対面協議を行う見通しで、今回の電話会談はこれに先立って行われた。

ストーレ氏は公共放送NRKに「われわれ(ストゥブ氏と私)は今後に目を向け、この戦争が何カ月も際限なく続き、人々が命を落とし、解決が一段と難しくなる事態を避けるには何が必要かに焦点を当てた」と語った。

「(プーチン氏が)考えを変えるとは思わないが、われわれの立場を極めて明確に聞くことにはなる。米国側が同氏と話す際、こうしたメッセージの一部が伝わっていないのではないかと懸念している」と述べた。

また、ノルウェーは、ロシアとウクライナのエネルギーインフラへの攻撃停止、ウクライナ産穀物を輸出する船舶への攻撃停止、捕虜交換の実施といった緊張緩和措置の導入を望んでいると説明した。

ウクライナが領土を割譲せずに和平を実現できるかとの質問には「現在、ロシアは(ウクライナ領土の)20%近くを支配している。ウクライナは領土を失ったと認める合意には決して署名しないだろう。ただ、現在の前線を現実として受け止め、出発点にできるかどうかは別の問題だ」と答えた。

「そして大きな問題は、和平合意後に(ウクライナに)どのような安全の保証を提供できるかだ。プーチン氏も、これが大きな問題であることを認識している」と述べた。

ロシアのラブロフ外相は、27日の電話会談でウクライナ紛争について新たな提案はなく、欧州諸国は単に交渉過程での役割を求めているだけだと述べている。

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