[東京 28日 ロイター] - 松井証券は28日、ゆうちょ銀行が松井証の創業家系企業から株を買い取り、20%ほど出資する方針を固めたとの日本経済新聞の報道を受け「ゆうちょ銀と出資に関する協議等を含め、提携について検討していることは事実」とのコメントを発表した。
松井証券の和里田聡社長は同日の決算会見で、他社との提携について「仮にどこかと組むことがあれば、顧客基盤の拡充につながることと、商品・サービスの拡充につながることが条件になる」と述べた。
一方で、「今すぐそうしなければいけない状況ではない」とし、足元で提携を急ぐ状況にはないとの認識を示した。「新規口座開設数や信用取引残高シェアを見る限り、SBI証券や楽天証券の手数料無料化の影響は限定的だ」と指摘。同社は独立系として能動的に顧客を取りにいく戦略を採っており、ポジショニングがうまく機能しているとも述べた。
現時点で決定した事実はなく開示すべき事実が発生した場合は速やかに公表するとしている。
ゆうちょ銀は、中期経営計画で示したコンサルティング事業戦略の中で、松井証を含む証券会社との提携などさまざまな検討をしているとした上で、何ら決定した事実はないとコメントした。