[キーウ 27日 ロイター] - ウクライナの首都キーウを二分するドニプロ川の渡河手段整備に向け、キーウ市当局が10億フリブニャ(2200万ドル)を充てる計画だ。クリチコ市長が27日明らかにした。背景にはロシア軍による橋りょう攻撃が相次いでいることがある。

クリチコ氏は市防衛評議会が「ドニプロ川の複合型渡河施設および関連アクセス道路の建設計画」を協議したと述べた。詳細には言及しなかった。

渡河施設には浮き橋(ポンツーン橋)や徒渉路など、人や車両の通行を可能にする低構造の設備が含まれる。こうした施設は、ロシアによる2022年2月の侵攻開始以降、キーウでは使用されていない。

ウクライナ首都圏ではここ数カ月、物流網を標的としたロシア軍によるドローン(無人機)やミサイルの攻撃が大幅に増加。今月には橋が攻撃され、キーウ市民の交通に混乱をもたらしている。

ウクライナ軍関係者がロイターに語ったところでは、市内にある主要な6つの橋の1つ、ピウデンニー(南部)橋が夜間にイスカンデル弾道ミサイル4発による攻撃を受けた。ゼレンスキー大統領はこれを「重大なエスカレーション」と非難した。

橋の通行に支障が生じれば、川の両岸に居住地と職場があって日常的に通勤している市民にとって深刻な問題となりかねない。

ピウデンニー橋には道路に加え地下鉄路線も通っている。ロシア軍は市内の他の橋についてもドローンで攻撃している。

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