Tassilo Hummel Alessandro Parodi
[パリ 22日 ロイター] - 仏高級ブランドのエルメスが22日発表した第3・四半期売上高(為替変動の影響を除いたベース)は前年同期比4.3%増の41億ユーロ(46億ドル)となったものの、主要市場である中国での需要低迷により、既製服・アクセサリー部門の売上が数年ぶりに減少したことから、アナリストの予想成長率5.2%を下回った。
同社の株価は序盤に8%下落した。
エリック・デュハルグエ最高財務責任者(CFO)は記者団との電話会見で、中国市場は「非常に厳しい」状況にあるとしつつ、長期的な見通しについては引き続き自信を持っており、同国への投資を継続すると述べた。
四半期の増収率としては、パンデミック(新型コロナウイルス大流行)の影響で世界中のブティックを閉鎖せざるを得なかった2020年初頭以来最も低くなった。
有名バッグ「バーキン」を製造する皮革製品部門の売上高は10.8%増加し、おおむねこれまでの四半期並みの伸びを示した。しかし、四半期売上高の4分の1以上を占める既製服・アクセサリー部門の売上高は2%減少した。
デュハルグエ氏によると、この減少は主に中国における大量販売型アクセサリーの需要低迷によるものであり、その他の全ての地域では同部門の売上は引き続き伸びた。
対照的に、同社は米国での販売状況については楽観的な見方を維持。デュハルグエ氏によると、米国内ではあらゆるロケーションと商品カテゴリーが成長をけん引した。
同氏はまた、バーキンの人気は「依然として健在」と述べ、今後数年間、総生産量を約6%増加させるというペースを維持していくと付け加えた。