[20日 ロイター] - 生成人工知能(AI)開発の米アンソロピックが今年上半期に800億ドル超の純損失を計上した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が20日、新規株式公開(IPO)目論見書の草案に基づいて伝えた。純損失には720億ドルの会計上の評価損が含まれている。

報道によると、前年同期の純損失は130億ドル。今年上半期の損失急拡大は、資金調達のために発行した転換社債などの金融商品の価値変動に伴う会計処理が主因とされる。アンソロピックはロイターのコメント要請に回答しなかった。

AI企業を巡っては高性能な生成AIモデルの開発・運用に必要な半導体やデータセンター、計算資源への巨額投資が続いており、投資家の間で各社の財務状況への関心が高まっている。

ロイターが先週、IPO準備会合に出席した投資家の話として報じたところによると、アンソロピックの第3・四半期(7─9月)売上高は前期比45%増の168億ドルとなった。

またロイターは9月、アンソロピックが2025年に420億ドルの純損失を計上し、今後数年間でクラウドサービスや計算資源、インフラ関連で計5180億ドルの支出を計画していると伝えた。

同社の25年の売上高は前年比で約12倍の46億ドル近くに拡大した一方、過去の資金調達に関連する負債評価損などを除いたベースでも、営業赤字は80億ドルを超えたという。

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