Paul Sandle
[ロンドン 19日 ロイター] - 米マイクロソフトは19日、米半導体大手エヌビディアが出資する英クラウドサービス企業エヌスケールの旗艦データセンターで主要顧客となる契約を撤回したと正式発表した。人工知能(AI)分野で世界を主導するという英国の構想にとって大きな障害となる。
マイクロソフトは、デジタルインフラの構築や世界的なAIの成長支援など、エヌスケールとの提携を引き続き重視していると表明した。
マイクロソフトの広報担当者は、英エセックス州ラウトンのデータセンターに関する契約の解除について「今回の決定は1カ所の施設に関するもの」と説明。エヌスケールは同施設で電力接続の遅延に直面しており、供給開始は2030年代になる見通しだという。
エヌスケールの広報担当者はロイターに「マイクロソフトとの関係は引き続き強固かつ長期的なものであり、ロンドン全域に及ぶ今回の残念な電力網の問題は、当社の他の契約には影響しない」と説明。「ラウトンの事業と英国への取り組みを継続する方針に変わりはなく、この施設の代替電源に加え、英国での事業拡大に向けた他の候補地も検討している」と語った。
マイクロソフトの契約撤回は英紙テレグラフが最初に報じた。