[ニューヨーク 19日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが対ドルで下落した。フランスでの暴動が同国の財政見通し悪化への懸念を一段と強めた。一方、ドルは人工知能(AI)関連株の反発を受けて上昇した。

フランスでは、政府が財政赤字の縮小を図る中、政府に対する全国的な抗議デモが週末に暴動と略奪に発展。これを受け、フランス当局は19日、首都パリや北部リール、南部ニースなど複数の都市の一部地域に夜間外出禁止令を発令した。

今回の暴動は、極右政党「国民連合(RN)」の実質的な指導者マリーヌ・ルペン氏が来年の大統領選で勝利する可能性を高めるとも見られており、フランスのEU残留を巡って疑問が浮上する恐れがある。

ユーロは0.24%安の1.1212ドル。独仏10年債利回り格差は147bpに拡大し、2011─12年の欧州債務危機以来の水準で取引された。

主要通貨バスケットに対するドルの値動きを示すドル指数は0.17%高の101.97。

ドルは、AI関連株が先週の急落から反発したことを受けて上昇した。先週は、AI株に対する熱狂の後退が資本流入を細らせ、ドル需要を減退させるとの懸念からドルが押し下げられていた。

カナダドルは対米ドルで0.27%高の1米ドル=1.41カナダドル。カナダ銀行(中銀)のマックレム総裁が17日に示したタカ派的な発言が通貨を下支えした。

産油州であるアルバータ州では19日、同州がカナダから分離独立すべきかどうかを問う住民投票が実施される。

円は対ドルで0.35%下落し、1ドル=158.49円。

ドル/円 NY午後3時 158.51/158.52

始値 158.20

高値 158.54

安値 158.11

ユーロ/ドル NY午後3時 1.1211/1.1213

始値 1.1217

高値 1.1231

安値 1.1203

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