[上海/北京 19日 ロイター] - 中国国営メディアは19日、中国証券監督管理委員会(証監会)の呉清主席が北京で開かれた金融フォーラムで、資本市場の安定を最優先する方針を示したと報じた。株式や債券、為替市場でボラティリティーや相関性が高まっているとして、リスク評価や政策手段を強化すると表明した。

呉氏は、世界市場の関連性が強まっていることを踏まえ、証監会として国内外の市場を注視し、市場安定の仕組みを改善すると述べた。市場や部門を横断して波及するリスクに細心の注意を払う必要があると指摘。新たな業態などに伴うリスクへの備えを強化するほか、中国内の個別銘柄に連動するオフショアのレバレッジ商品に関しても警戒していくと言及した。

呉氏は、市場改革の一環として、上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板(スター・マーケット)」と深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」を念頭に、テクノロジー企業の選定の仕組みを改善していくと述べた。中国の資本市場の新商品拡充策の一環として、18のアクティブ運用型上場投資信託(ETF)の登録承認についても明らかにした。

世界的な人工知能(AI)関連株の売り圧力を受け、中国の主要指数CSI300指数は、足元では10週連続で下落している。ハイテク株中心の「科創板」50指数は6月下旬に付けた今年のピークから40%近く下落し、年初来の上昇分を失った。

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