[ワシントン 19日 ロイター] - 全米住宅建設業協会(NAHB)が19日発表した10月のNAHB/ウェルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は29と、前月の32から低下し、2012年6月以来、約14年半ぶりの低水準となった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は31への低下だった。
中東紛争により住宅ローン金利とエネルギー関連の建材価格が上昇しているほか、移民取り締まりに伴う人手不足や、関税措置によるコスト上昇が影響している。
住宅ローン金利はここ数週間で急上昇しており、住宅金融公社フレディマックのデータによると、30年固定住宅ローン金利は先週、7.40%と約3年ぶりの高水準となった。米国とイスラエルの対イラン戦争がインフレをあおる中、米国債利回りに連動して借り入れコストが上昇し、住宅販売を圧迫している。
NAHBのビル・オーウェンズ会長は「住宅建設業者は、建設ローンや建築建材、ディーゼル燃料のコスト上昇に加え、慢性的な人手不足にも直面している」と指摘。「全米で建設業者の3分の1超が、過去1カ月間に自社の事業地域で移民取り締まりの動きがあったと報告しており、これが建設の遅れや、合法的な労働者が出勤を躊躇(ちゅうちょ)する事態を招いている」と述べた。
買い手を呼び込むために値下げを実施した建設業者は43%と、20─26年の期間で最も高い割合となった。平均値下げ幅は6%と横ばいだった。販売促進策の実施率は65%。19カ月連続で60%以上となっている。
現在の販売状況を示す指数は2ポイント低下の33。販売見通しを示す指数は5ポイント低下の32となった。
見込み客の来場状況を示す指数は5ポイント低下の18。NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディーツ氏は同指数について、コロナ禍の20年4月を除くと、12年4月以来の低水準だと指摘した。