[上海 19日 ロイター] - 中国株式市場は銀行株主導で上昇して引けた。好調な第3・四半期の国内総生産(GDP)統計が、人工知能(AI)サプライチェーン関連の一部企業を巡る軟調なセンチメントを上回った。
香港市場は祝日のため休場で、取引は20日に再開する。
中国の主要指数CSI300指数は0.1%高、上海総合指数は0.4%高で終了した。
中国の第3・四半期国内総生産(GDP)は前年同期比4.5%増と、予想を上回った。これにより、年間成長率目標を達成するために政府が支援策を強化する緊急性は低下した。9月の小売売上高も伸びが加速した。
ANZはリポートで「9月の指標は予想外に良かったものの、2026年1─9月の実績を見れば、中国経済の不均衡に対する国内外の懸念はやはり強まった」と指摘。「バランスシート不況の圧力がかかる中、政策上の制約で金融緩和には限界があり、財政支援が引き続き極めて重要だ」とした。
銀行や酒類など伝統的なセクターが本土市場の上昇を主導し、それぞれ1.5%高、0.8%高となった。
ハイテク株中心の上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」50指数は2.2%下落。AIチップのサプライチェーンを巡るセンチメントは引き続き軟調だった。
上場来安値を付けた人型ロボットメーカーのユニツリー(宇樹科技)は16%急騰。一方、メモリー半導体メーカーの長鑫科技集団(CXMT)は7.8%下落した。
投資家の関心は、19日午後に北京で開かれる重要な金融フォーラムに移っている。このフォーラムでは中国証券監督管理委員会(証監会)高官が講演する予定だ。