Sheila Dang

[16日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルは16日、第3・四半期の精製マージン上昇により、下流部門(精製・石油製品販売)の利益が前期比で最大45億ドル押し上げられる可能性があるとの見通しを示した。

精製マージンは、イランでの戦争の影響でホルムズ海峡を通るエネルギー輸出が制限されていることに加え、ウクライナによるロシア製油所への攻撃を背景に急上昇している。

一方でこうしたエクソンの業績改善見通しは、8月に「エクソンやシェブロンが利益を上げ過ぎている」と不満を表明していたトランプ大統領の反発を一層強めかねない。背景には、11月の中間選挙を前にした燃料価格上昇がトランプ政権にとって政治的リスクになっているという事情がある。

エクソンの規制当局向け提出資料によると、精製事業の調整後純利益は85億ドルまで拡大する可能性がある。BMOキャピタル・マーケッツのアナリスト、フィリップ・ユングビルト氏はリポートで、この水準は前期利益の2倍超に当たると指摘した。

・上流部門(原油・ガス開発)の利益は、前期比13億ドル減少する見通し。LSEGのデータによると、第3・四半期の北海ブレント原油の平均終値は前四半期比で約5.6%下落した。

・エクソンは、イランでの戦争に関連して、生産量に影響する供給障害は第3・四半期中になかったと説明した。

・また全体の利益は、一部の上流資産の売却により、約7億ドル押し上げられる見込みだという。

・第3・四半期決算は10月30日に発表する予定。

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