[ブリュッセル 14日 ロイター] - 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は14日、ベルギーで最大1217人の従業員を削減する可能性があると発表した。19億ポンド(25億ドル)のコスト削減を目指す3カ年計画が実行段階に入ったことを示す動きだ。
ルーク・ミエルズ最高経営責任者(CEO)は7月にこの計画を開始していた。医薬品開発を加速するとともに、主力薬である抗エイズウイルス(HIV)薬「ドルテグラビル」の特許切れが迫る中、GSKがこれを乗り切れると投資家を安心させるための広範な取り組みの一環となる。
変更点にはデジタルツールの活用拡大や自動化の推進を通じた研究、製造、支援業務の簡素化が含まれる。
提案されている人員削減は、ブリュッセルの南東に位置するリクサンサール、ワーブル、ジャンブルーにある拠点に勤務する8000人超の一部に影響を与えるが、工場労働者は対象外となる。年次報告書によると、GSKの全世界の従業員は昨年末時点で6万6841人。
GSKは引き続きベルギー国内のバイオ医薬品業界で最大の雇用主で、同社のワクチンの大部分は今後も同国で生産し続けると説明した。
同社は提案された変更によって既存ワクチンの一部に対する需要に工場がより適切に対応できると見込んでいる。先月には卵ベースのインフルエンザワクチンの需要減少を理由に、ドイツ東部ドレスデンのワクチン工場を閉鎖する計画を発表している。