[マドリード 14日 ロイター] - 米連邦海事委員会(FMC)は14日、米国の港に寄港するスペイン船籍の船舶に20万ドルの料金を課すとともに、スペインの主要な輸出品であるオリーブ油などの輸入を制限する措置を提案した。

FMCは、スペインが2024年に米国の船舶3隻の入港を拒否し、米国の海運に不利な条件を生み出したと指摘した。スペイン当局は当時、これらの船舶がイスラエルによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘に関連する貨物を運んでいるとしていた。

FMCが14日に公表した通知によると、輸入制限案の対象には、スペインの主要な対米輸出品である化粧品、油類、陶磁器も含まれる。

措置はまだ発効しておらず、60日間のパブリックコメント期間が設けられる。

調査はバイデン前政権下で始まった。ただ、トランプ米大統領は北大西洋条約機構(NATO)に対するスペインの国防費支出の約束や、イスラエルのガザ軍事作戦および米国主導の対イラン戦争を巡る同国の姿勢を理由に貿易関係断絶を警告しており、今回の提案はそれ以降、スペインに対する通商措置として示された初の具体的な計画となる。

FMCは、スペインによる制限的な港湾慣行に関する報告を調査した結果、同国が「米国船籍の船舶に不利な海運条件を生み出した」と結論付けた。

スペイン政府は14日、FMCの結論と提案された措置の影響を分析しているとし、「欧州委員会および加盟国と連携し、自国と自国企業の利益を守る」と表明。米国との強固な経済・貿易関係の維持に引き続き尽力するとも述べた。

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