Shivangi Acharya
[ニューデリー 14日 ロイター] - インド政府が14日発表した9月の卸売物価指数(WPI)は前年同月比で11.39%上昇し、伸び率はロイターが集計したエコノミストらの市場予想の10.18%を上回った。イランを巡る中東紛争でエネルギー供給の混乱が続き、原油価格が高止まりしていることが全体の物価を押し上げた。8月の上昇率は9.92%だった。
インド・レーティングス・アンド・リサーチのチーフエコノミスト、デベンドラ・パント氏は、卸売価格の上昇圧力が来年まで続くとの見方を示して「10月の卸売物価上昇率は12%を超えると予想しており、少なくとも2027年2月までは10%以上で推移する可能性が高い」と述べ、「西アジアの危機が解決されれば、インフレ率は低下する可能性がある」との見方を示した。
9月の石油・天然ガスの卸売価格は前年同月比で57.32%上昇し、伸び率は8月の34.41%を上回った。9月の食品の上昇率は8.66%と、8月の7.05%を上回った。
ロイターの集計によると、9月の工業品価格の上昇率は9.76%となり、8月の8.37%から加速した。
ICRAの主任エコノミスト、ラフル・アグラワル氏は、インフレの広がりを反映し、食品や燃料などの変動の激しい要素を除いた非食品工業品の卸売価格の上昇がWPI全体の上昇分の半分超を占めたと指摘した。