[14日 ロイター] - 米労働省が14日発表した9月の消費者物価指数(CPI)の伸びが加速したことを受け、連邦準備理事会(FRB)が今月末に開く会合での利上げ観測がやや高まった。

9月のCPIは前年比3.7%上昇と、伸びは8月の3.4%から加速。エコノミスト予想の3.6%も上回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前年比2.6%上昇。8月の2.4%から加速し、予想の2.5%も上回った。

FRBの物価目標である2%を大きく上回ったことを受け利上げ観測が高まり、短期金融市場が織り込む27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率は約45%と、CPI統計発表前の約22%から上昇した。

インフレーション・インサイツ創業者のオマイル・シャリフ氏は「8月のCPIは通信サービス料金が押し上げ要因になったが、9月の上振れの要因は特定の一項目に集中したものではなかった」と指摘。「複数の項目で上昇し、インフレ圧力が広範囲に及んでいることが示された」と述べた。

FRB当局者は、利上げを急ぎすぎることで労働市場を不必要に冷え込ませるリスクについても考慮する必要がある。PPHCのチーフエコノミスト、マーティン・ベック氏は、9月のCPI統計について「コアインフレ率が高止まりしていることが示され、インフレ懸念を払拭する内容ではなかった」と指摘。ただ、「雇用関連指標の弱さや消費者心理の脆弱さを踏まえると、FRBには今月の会合で金利据え置きを決定する余地は残っている」と語った。

CPI統計発表直後に外国為替市場でドルが主要通貨に対し上昇。主要6通貨に対するドル指数は一時0.57%高の102.75と、1年6カ月ぶりの高水準を付けた。ドル/円は0.28%高の158.74円。

米国債利回りも上昇し、10年債利回りは6.6ベーシスポイント(bp)上昇の5.283%。FRBの政策金利見通しに連動しやすい2年債利回りは4.899%と、10.6bp上昇した。

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