Giuseppe Fonte

[ローマ 14日 ロイター] - イタリアのメローニ首相は14日、米国とロシアの間で結ばれたディーゼル油(軽油)供給合意について、ロシアのプーチン大統領をウクライナとの交渉の場に着かせようとする取り組みに逆行する「極めて危険な選択」だと批判した。

トランプ米大統領は、燃料価格高騰を受け、9日にロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、ロシアが米国と世界市場にディーゼル(軽油)を供給することで合意した。

メローニ氏は議会で演説し、「この合意は、結果が不透明である一方、リスクは明白だ」と述べた。「ウクライナの各都市に爆弾が投下され続けている中でロシア政府に正当性を与え、戦争資金となる新たな収入をもたらし、制裁の実効性を弱めることになる」と指摘した。

EU加盟国がロシア・ウクライナ戦争を巡って欧州を代表して交渉を行う「権威ある人物」を任命すべきだとし、ドイツ、フランス、英国の3カ国(E3)に公式な交渉権限を与える可能性も排除しなかった。

「もしフランス、ドイツ、英国が、われわれ全員で行うよりも自分たちだけで行う方がうまくやれると考え、そういう選択をしてきたのであれば、少なくとも全員を代表して公式な権限を持ってそうさせるべきだ」と述べた。

欧州連合(EU)は今週、首脳会議を開催する。メローニ氏は、対ウクライナ支援弱体化を狙ったロシアによるドローン(無人機)による領空侵犯やサイバー攻撃、破壊工作などの秘密工作に言及し、首脳会議で激化しているロシアのハイブリッド攻撃について協議するとの見通しを示した。

「われわれはエネルギー網、海底ケーブル、港湾、空港、そしてイタリアが優れた知見を有する海底領域など、重要インフラを保護する必要がある」と語った。

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