Stephanie Kelly Shadia Nasralla
[ロンドン 13日 ロイター] - 英BPは13日、第3・四半期の精製マージンが前四半期比で60%近く上昇したとの推計を発表した。一方、ガス・低炭素エネルギー部門で30億─45億ドルの減損損失を計上する見通しも明らかにした。
BPが低炭素事業で大規模な減損損失を計上するのは、この1年で2度目となる。前回は主に太陽光、バイオガス、洋上風力の各事業に関連し、40億ドル超を計上した。
BPの推計では、第3・四半期の指標精製マージンは1バレル=46.7ドルとなった。第2・四半期の29.6ドル、前年同期の15.8ドルから上昇した。イラン戦争で世界の石油供給が混乱し、価格と石油大手のマージンが押し上げられている。
30日の決算発表に先立つ業績見通しで、精製マージンの改善により製品部門の利益が前四半期比で19億─21億ドル押し上げられるとした。
BPは第3・四半期のガス販売・トレーディング事業の業績が前四半期を大幅に上回ると見込む。好調な石油トレーディング事業の業績は第2・四半期からほぼ横ばいになる見通し。
<純負債の削減目標を達成へ>
今年の自社株買いの一時停止やエネルギー価格の高止まり、資産売却が寄与し、第3・四半期の純負債は135億─144億ドルになると見込む。140億─180億ドルとする目標を約1年前倒しで達成することになる。
ハイブリッド債、リース債務、メキシコ湾沖の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」の原油流出事故に伴う債務を含めた債務総額は、第3・四半期に436億─446億ドルと推計した。前四半期の536億ドルから減少する。潤滑油事業カストロールの持ち分売却による60億ドルは織り込んでいない。
上流部門の生産量は石油換算で日量219万─224万バレルとした。前四半期は220万バレルだった。