[13日 ロイター] - クレジットカード大手の米ビザは13日、中国で銀行カード清算機関の設立準備を始める認可を中国人民銀行(中央銀行)から得たと発表した。世界最大級の決済市場の一つに参入する道が開けた。

アメリカン・エキスプレス(アメックス)やマスターカードに続く動きで、中国金融セクターの一段の開放も意味する。

人民銀のウェブサイトによると、ビザが中国で設立したビザ・インフォメーション・テクノロジー(北京)に対し、準備作業開始の許可を出した。ビザは1年以内に準備を終える必要がある。準備完了後に開業を申請できる。

ビザのライアン・マキナニー最高経営責任者(CEO)は13日、「準備申請の承認は、長年の中国に対するコミットメントにおける大きな前進だ」と述べた。

今年5月のトランプ米大統領の訪中に同行した企業代表団にマスターカードとビザのCEOも含まれていた。

マキナニー氏は「世界最大の経済大国である米中の間で、建設的で戦略的に安定した関係を追求するに当たり、両国首脳が果たしている重要な役割に深く感謝する」と述べた。

人民銀のデータによると、2025年の銀行カード取引は総額963兆6000億元(143兆9200億ドル)。中国のカード市場は国有の中国銀聯(ユニオンペイ)が支配している。

マスターカードとアメックスは、合弁事業の形で20年に清算業務の設立準備許可を取得した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。