Javi West Larrañaga

[12日 ロイター] - 世界鉄鋼協会(WSA)は12日、2026年の世界鉄鋼需要は0.1%減少するとの予想を示し、4月時点の0.3%増から下方修正した。中国の需要低迷と、米国・イスラエルとイランの戦争に伴う混乱が消費を圧迫しているという。

• 27年の需要伸び率予想も、2.2%から1.7%に引き下げた。

• WSAのアルフォンソ・イダルゴ・デ・カルセラダ経済委員長は「見込んでいた回復は予想よりペースが遅く、緩やかだ」と述べた。

• 26年の地域別需要は、中国が2%減の予想。不動産不況が想定より長引いていることが背景。

• 欧州連合(EU)と英国は0.3%減、従来予想の1.3%増から減少の見通しに変更した。建設部門の回復が予想より遅く、ばらつきも大きいことが背景。

• 26年に11%減少した湾岸地域は11.3%増に回復すると見込んでいる。経済委員長は「(湾岸地域で)見られるのは需要の消失ではなく先送り。安全保障情勢が未解決で事業発注、建設着工、資金調達の決定が遅れている」とした上で、「不確実性が解消され、ホルムズ海峡が再開し、供給網が正常化すれば、湾岸地域の鉄鋼需要は力強く回復する」と述べた。

• 世界の主要鉄鋼市場で最も高い成長率を維持するのはインドで、需要は26年に7.9%、27年に8%増加すると予想した。

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