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[ニューヨーク/ロンドン 13日 ロイター] - 米欧の銀行監督当局は、高まるAI(人工知能)リスクを抑制するための取り組みを強化している。関係筋6人が明らかにした。具体的なリスクには、銀行に対するサイバー攻撃や、不正なエージェントが世界の金融安定を損なう可能性が挙がっている。
同筋によると、連邦準備理事会(FRB)を含む米当局は銀行に対し、高度なAIモデルの利用状況について質問を行っており、質問内容には中国で開発された技術の導入の有無、サイバー防衛におけるAIエージェントの利用、自律性が高まるシステムの制御が可能かどうかなどが含まれている。
FRBはコメントを控えた。
規制当局は情報を収集中であり、金融機関が何をすべきかについて、現時点では具体的な指示を出していないという。
関係筋によると、欧州では、イングランド銀行(英中央銀行)や欧州中央銀行(ECB)を含む監督当局が、AIの急速な進歩が金融市場に深刻な損害や混乱をもたらす可能性があることを懸念し、銀行に対し復旧計画の改善を迫っている。
米当局と同様、英国の当局も銀行に対し、最先端AIを活用して脆弱性を特定し、パッチ適用を加速するよう求めており、関係筋の1人は各行について、これまでのところ適切に対応していると述べた。
イングランド銀行はコメントを控えた。
ユーロ圏の銀行に対しても、自行の事業およびサードパーティープロバイダー全体でのAI利用状況を把握し、主要な依存関係を理解した上で、管理された方法でシステムを停止・再起動できるようにするよう求められているという。
ECBは7月、金融機関に対し、バックアップや復旧体制の改善を含む、AIを活用したサイバー脅威に対抗するための計画を10月末までに策定するよう期限を設けた。
AI規制に関する戦略について問われたECBは、7月の書簡などに言及した。