Sarita Chaganti Singh Saurabh Sharma Arpan Chaturvedi
[ニューデリー 12日 ロイター] - インドの野党勢力と若者中心の団体「ゴキブリ人民党」の支持者ら数千人は12日、首都ニューデリーの最高裁判所に向けてデモ行進し、有権者名簿改定の差し止めなどを求める請願書を提出した。名簿改定を巡っては今月に入って抗議活動が続いており、モディ首相への反発が強まっている。
デモには野党関係者や左派系学生団体も参加した。学生のアニルド・シヤグさんは「この国の基本的価値観が攻撃され、制度の独立性が失われつつある。この状況に抗議するため参加した」と語った。
野党側は、選挙管理を統括するギャネシュ・クマール選挙管理委員長の辞任を要求。背景には、有権者名簿改定がモディ氏率いる与党インド人民党(BJP)に有利に働いているとの見方がある。名簿改定は昨年始まり、死亡者2800万人、転居者6300万人、所在不明者3000万人を含む計1億3000万人超が名簿から削除された。
クマール氏の辞任を唱えながら、ニューデリー中心部の約7キロを行進した今回のデモは、厳重な警備態勢の下で平穏に終了した。
最高裁は13日に野党側の請願を審理する見通し。請願書には野党指導者ラフル・ガンディ氏らが署名し、有権者削除の監査、事前通知や聴聞手続きの確保、全国での名簿改定作業の一時停止を求めている。
選挙管理委員会は特定政党への利益供与を否定し、誤って削除された有権者は再登録できると反論しているほか、BJPは野党が正当な選挙手続きを不当に問題視していると主張している。