Heejin Kim Cynthia Kim
[ソウル 13日 ロイター] - 韓国の李在明大統領は13日の閣議で、拡大する米国との金利差を縮小し、世界的な金融引き締めと歩調を合わせるため、韓国は近い将来、政策金利の引き上げを避けられないとの考えを示した。
李氏は家計債務の増大と債務不履行リスクへの懸念を表明しつつも、世界的な債務圧力と米連邦準備理事会(FRB)のタカ派的な政策スタンスに言及し、国内での利上げはほぼ確実との見方を示した。
「韓国の政策金利が米国より低いというのは、そう頻繁にあることではないと聞いた。今(政策)金利が逆転し、韓国の金利が(米国より)低くなっているため、この差を縮める必要があるようだ」と述べた。
「最終的に、韓国は金利を引き上げる以外に選択肢がなく、利上げはほぼ既定路線のようだ」と語った。
韓国の政策金利は現在3.00%。FRBのフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は3.75─4.00%となっている。
李氏の発言は、法律に基づき韓国銀行(中央銀行)が独立して決定する金利政策への異例の政治介入となる。
韓国では中銀の自律性が政治的に敏感な問題となってきた経緯があり、政策当局者が追加利上げを検討する中、今回の発言を受けて韓国銀行の独立性を巡る懸念が高まる恐れがある。
アナリストによると、同中銀は連続利上げに続く追加の金融引き締めを検討している。
李氏は国内経済が直面する圧力について詳しく説明し、政策金利の引き上げ競争は「長期にわたり続く可能性が高い世界的な現象だ」と述べた。
中銀の報道官はコメント要請に直ちに回答しなかった。