Jonathan Saul
[ロンドン 7日 ロイター] - 湾岸諸国の産油国による輸出拡大が進む中、ホルムズ海峡を通過するタンカーへの攻撃が先週、週単位ではイラン戦争開始以降で最多となった。海事安全保障筋が明らかにした。
3人の安全保障筋が同地域から得た情報を基に分析したデータによると、9月28日─10月5日までの1週間に、ホルムズ海峡周辺で原油タンカーや液化天然ガス(LNG)、液化石油ガス(LPG)のタンカーに対する攻撃は少なくとも12件発生した。 関係筋によると、これは2月28日に米国とイランの戦争が始まって以来、1週間あたりの攻撃件数としては最多となる。
米国主導による多国籍の共同海事情報センター(JMIC)は4日付の報告書で、同海峡では、イランの「革命防衛隊(IRGC)」による攻撃や攻撃未遂のほか、ドローン(無人機)の上空通過、監視活動、VHF無線による呼びかけなどの嫌がらせ行為が続いていると説明。「こうした行動は、主要な輸送路沿いで存在感を示し、通航する船舶への圧力を維持しようとするイランの意図を引き続き示している」と指摘した。
国連の国際海事機関(IMO)がまとめた別のデータによると、同週に船舶が関与した事案は9件だった。海事関係筋は、IMOは事案の確認や公式記録に時間がかかる傾向があると指摘した。
IMOの別のデータによると、件数で比較可能な直近の週は7月13日の週で、発生した事案は8件だった。