Greg Torode
[香港 2日 ロイター] - 中国による西沙諸島(パラセル諸島)羚羊礁(アンテロープ礁) での滑走路建設は順調に進んでおり、アナリストらは2027年半ばまでに完成する可能性があるとの見通しを示している。係争中の南シナ海で中国にとって最も重要な海上基地の一つになる可能性があるという。
衛星画像会社バンターが9月25日に撮影した衛星画像には、整地作業や砂利・コンクリートの山、そして本格的な滑走路建設のために稼働中のクレーンが写っており、満杯の砂利を積んだはしけが、新しく建設された埠頭(ふとう)に向かって進んでいる様子も映っている。
オープンソースデータプラットフォーム「PLATracker」の創設者ベン・ルイス氏は「滑走路は27年前半に舗装され、27年半ば、あるいはそれ以前に最初の着陸が行われる」と予想。この規模の基地に必要な弾薬や燃料の貯蔵施設建設に向けた掘削の兆候はまだ確認できていないと述べた。
中国国防省はロイターのコメント要請に応じていない。
パラセル諸島全体はベトナムと台湾も領有権を主張している。
ベトナム外務省、台湾当局はロイターのコメント要請に応じていない。