Marc Jones

[ロンドン 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は1日、ECBの国債買い入れ策は物価安定を確保するためのもので、特定の国の国債利回り格差を目標とするものではないとの認識を示した。

世界的に国債売りが進む中、ユーロ圏では仏国債利回りが2002年以来の高水準を付け、独仏国債利回り格差は一時132.86ベーシスポイント(bp)に拡大し、ユーロ圏が債務危機に見舞われた12年以来の高水準を付けた。こうした中、ECBが介入するのではないかとの観測が出ている。

ナーゲル総裁は、市場の圧力に直面したユーロ加盟国について、健全な経済政策を維持していることを条件に国債買い入れを可能にする「伝達保護措置(TPI)」が発動される可能性を巡る質問に対し、「われわれには他にもいくつかの手段がある」とした上で、ECBの手段は物価安定を目的としたもので、「特定の利回り格差には何の関連もない」と回答。個別の利回り格差についてコメントしないと述べた。

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