[台北 1日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は1日、海軍幹部を海巡署(海上保安庁に相当)に異動させる人事を発表した。中国が台湾周辺で活動を強化する中、両組織の連携を強化する狙いがある。

台湾は軍の近代化計画の一環として、海巡署の強化に特に力を入れている。有事の際には海巡署の艦船を「第2の海軍」として動員し、支援に当たらせることを想定している。

頼氏は総統府で開かれた昇進式で、海軍司令部副参謀長の原聖華氏が海巡署副署長に就任すると説明。同氏が経験を生かし、海軍と海巡署の連携を促進することに期待を示した。

総統府によると、頼氏は「急速に変化する海上情勢に対応するため、台湾の軍と海巡署はより緊密に協力しなければならない」と強調。「双方が海上の情報を共有し、いかなる状況でも安定した指揮・通信体制を確保しなければならない」と述べた。

9月には、海巡署の「安平」級新型双胴船の1隻が訓練中に地対地ミサイルを発射し、本格的な武装が可能であることを示した。

8月の年次軍事演習「漢光」でも、海巡署は海軍とともに、商船の護衛を想定した海上封鎖対処訓練に参加した。

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