Yuka Obayashi

[東京 1日 ロイター] - 1日アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。9月は大幅高で終わったが、投資家は米国とイランの和平協議の行方や中東からの原油輸出の見通しを見極めている。

0045GMT(日本時間午前9時45分)時点で、北海ブレント先物は0.12ドル(0.1%)高の1バレル=98.15ドル。米WTI先物は0.07ドル(0.1%)安の90.35ドル。

両指標は前日に約1ドル上昇。9月の月間上昇率は北海ブレントが約14%と7月以来の大きさとなり、WTIは約5%だった。

フジトミ証券のアナリスト田澤利貴氏は、和平協議の停滞に伴う供給懸念から買いが続いた一方、中東の原油輸出に回復の兆しが見られ、売り圧力もかかったと述べた。サウジアラビアが紅海沿岸のヤンブー港から輸出を再開したことを主な要因に挙げた。

また、WTIが目先の支持線である88ドルを下回るには、和平交渉の進展など新たな材料が必要になるとした。

カタール政府は9月29日、米国とイランの間で進めるシャトル外交が事態打開につながることに期待を示した。ただ、トランプ米大統領は、イランが核開発計画を巡り「具体的な」措置を取る見返りに米国が制裁を緩和し、凍結資産解除に応じる用意があるとの一部報道を否定している。

ゴールドマン・サックスは29日に発表したリポートで、位置情報発信機をオフにして運航する「ダーク航行」を含む湾岸諸国の原油輸出量が9月に倍増し、先週には日量2330万バレルと、2025年の平均水準並みに回復したと推定した。

また、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は4日の会合で、11月の原油生産目標を据え置くことで合意する公算になったことが分かった。事情に詳しい2人の情報筋がロイターに明らかにした。

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