Pete Schroeder
[ワシントン 30日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は30日、大手銀行を対象とする年次ストレステスト(健全性審査)の見直しを最終決定したと発表した。審査の透明性を高め、結果の変動を抑えることを目指す。
見直しの内容は、FRBが2025年に提案した変更案をほぼ踏襲した。ストレステストは、大手銀行が潜在的な損失に備えて確保すべき資本の額を決める材料となるが、銀行業界からは長年、不透明で主観的だとの不満が出ていた。
新たな制度では、FRBは審査で使うモデルや、脆弱性を探るために想定する景気悪化シナリオに大幅な変更を加える際に、一般から意見を募る。また、各行の審査結果に基づいて上乗せする「ストレス資本バッファー」については、変動を抑えるため直近2回の結果の平均値に基づいて設定する。
FRBによると、今回の変更によって資本要件の年ごとの変動幅は50%縮小する見通し。銀行全体の資本水準には大きな影響を及ぼさないとしている。