[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ連邦雇用庁が30日発表した9月の雇用統計によると、季節調整後の失業者数は前月比1万2000人増の301万人となった。増加幅はロイターがまとめたアナリスト予想の1000人増を大幅に上回った。

季節調整後の失業率は6.4%で横ばいだった。

季節調整前の失業者数は2カ月連続で300万人を超えていたが、9月はこの水準をわずかに下回った。

雇用庁のナーレス長官は声明で、ドイツの労働市場は例年9月から秋の回復期に入るものの、今年は出足が鈍いと指摘した。「景気の改善はまだ労働市場に及んでいない」と述べた。

INGのグローバル・マクロ責任者、カーステン・ブルツェスキ氏は労働市場の先行きについて、循環的な安定化が進む可能性を指摘。一方で「構造的トレンドは続くだろう」とし、自動車業界でのコスト削減策や高水準の企業倒産件数を懸念材料に挙げた。

同日発表された8月の小売売上高は前月比1.3%増で市場予想の1.5%増を下回った。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。