Miho Uranaka

[東京 30日 ロイター] - みずほ銀行、楽天カードおよびAI(人工知能)を活用してスタートアップ向け金融サービスを展開するみずほ傘下のUPSIDERは30日、共同で法人向けクレジットカード「楽天ビジネスカードプラチナ」を10月1日に発行開始すると発表した。利用限度額を最大10億円に設定し、中堅・中小企業や成長企業向けサービスを強化、成長余地の大きい法人決済市場の開拓を狙う。

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は記者会見で、グループ業績に対する金融事業の貢献が拡大する中「楽天グループにとって次なる成長機会は法人市場だ。積極的に参入していきたい」と述べた。

三木谷氏によると、日本の法人決済市場は約1193兆円規模に上る一方、クレジットカード決済の比率は1%未満にとどまるという。楽天市場は日本最大級の顧客基盤を持つ。まずは楽天市場を中心に取引先企業に対して展開していく考えで、法人向け事業の拡大に強い期待感を示した。

カード発行や与信管理、利用データ管理の基盤には、UPSIDERのノウハウを活用する。年会費は無料で、利用額に応じて楽天ポイントを1%還元するほか、会計システムとの自動連携機能を備える。利用枠は審査に応じて設定し、最大10億円まで対応する。

みずほフィナンシャルグループと楽天グループは2024年11月に業務提携契約を締結した。今月、楽天グループとの提携カード「みずほ楽天カード」の最大2%ポイント還元の恒久化を柱とする個人向け戦略を発表。今回の法人カードは両社の協業を法人金融分野へ広げる取り組みとなる。

みずほフィナンシャルグループの木原正裕社長は、今月の発表以降、カードの申し込み件数が10倍になっているとし、「楽天と組むことの意義は大きい」と語った。

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