[マドリード 29日 ロイター] - スペインのフェリペ6世国王は29日、フランスのマクロン大統領の訪問に合わせた晩さん会で、数万人の移民が北アフリカのスペイン領セウタに押し寄せた際、欧州諸国はスペインにより強い連帯を示し、支援すべきだったと述べた。
セウタで起きたことは「容認できない」とし、安全保障、治安、人道の各面で極めて大きな課題をもたらしたと指摘した。演説は異例なほど踏み込んだ内容で、スペインが直面する危機の深刻さを浮き彫りにした。
「この事態を受け、欧州連合(EU)加盟国は資源面での連携や協力を強化すべきだ」と述べた。「EUの国境に位置し最も強い圧力を受ける欧州諸国だけに、全加盟国が負うべき責任を担わせることはできない」と訴えた。
ブルンナー欧州委員(内務・移住問題担当)は29日、セウタでの事態を受け、EUの国境管理を強化する計画を発表した。EUの国境警備機関である欧州対外国境管理協力機関(フロンテックス)の権限を強化し、即時展開が可能な常設部隊を設ける。